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BLUE NOTE

One Fine Day 1 ~もう二度と会えない君へ~

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それはある日のこと。廊下の向こう側から数名のスタッフに囲まれてやってきた彼が作業室から出てくるオレに気付くと、上着のポケットを探りながらオレの名前を呼んだ。「ジョンヒョン手ぇ出せ」言われて反射的に伸ばした手のひら。そこをめがけて弧を描いて飛んでくる小さな物体をオレは慌ててもう一方の手も伸ばして迎えにいく。「それやる」「これ・・・・・・」・・・・なに?呼び止めようと顔を上げた時にはスタッフの背中の向...

One Fine Day 2 ~もう二度と会えない君へ~

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「ヒョンどうしたのこんな時間に」深夜0時過ぎ、なんの連絡もなく唐突に彼はオレの前に現れた。帰る時に覗いた彼の事務所の作業室、難しい顔をして機材と睨めっこをしていたのを見かけて、帰らないの?そう聞いたら「んー・・・帰れない」こちらをチラリとも見ずにそう言った彼。「無理しないでね」「ああ」彼と交わしたのはたったそれだけの会話。オレはその後、すぐに事務所を後にした。「オレはおまえのヒョン・・・じゃねぇ」...

One Fine Day 3 ~もう二度と会えない君へ~

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。「は・・・・・ぁ・・・・」甘く響く声。伸ばしかけた左手は宙をさまよって漂う。オレはゆらゆらと何かを探すようなその手を取り、唇を寄せる。普段は隠している紅い痣。時計を外して露わになったそれは紛れもなく彼の証拠。ちゅ・・・と、音をたてて吸い付いつくと「・・・・・ぁ」小さく声を上げて啼いた。**********愛する人を見間違えるはずがない。『ヨンファ』は何から何まで彼その...

One Fine Day 4 ~もう二度と会えない君へ~

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。彼を汚したオレの体液。濡れた頬を撫で口元へと運べば、それを舐めとるように舌を這わせた。美味しそうに舐めあげていく・・・そんな彼の仕草を目にした後のことはそれが夢か現実かなんてオレは知らない。知りたくもない。誘われるままに彼のカラダを開いた。沸き起こる小さな疑問にも目を塞ぎそしてオレは彼を抱く。「あ・・・・ふっ、あぁ----・・・」後孔に差し込んだ指は、あっという...

One Fine Day 5 ~もう二度と会えない君へ~

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意識が浮上する寸前、それに抗う身体を少しだけ動かしてみるとふわりと鼻をかすめていく匂い。知ってる。オレはこの匂いを知ってる。そういつだって、傍にあった匂い。ヒョニ・・・・・オレは夢の中でアイツの名前を呼んでいた。**********「・・・・・・・っ」下肢に走った鈍い痛みとともに目が覚めた。ここは・・・・?目覚めた場所は帰った記憶の無い自宅のベッドの中。ぼんやりと目に映る風景は、まぎれもなく1人暮らしを始め...