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BLUE NOTE

SS_20150214_ショコラキス~兄たちの場合 1~

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「あ-・・・・・・っち、っっ」ガッシャ------ン、ンワンワン・・・・・「しー・・・・しー・・・しー・・・・」甘くてほんの少しの焦げた匂いの充満する深夜のキッチン。オレは床に落ちたボウルに人差し指を立てて、無意味な注意を促す。味見をしようと中身に触れたその人差し指の先は少しだけ赤くなってジンジンと痛んでいた。つぅ・・・・・・口に含んでちぅっと吸って客間のある方を窺う。数日前から泊りにきている母親はどう...

SS_20150214_ショコラキス~兄たちの場合 2~

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「お疲れ様」耳に馴染んだ甘い声が聞こえるということは幻じゃないんだな。オレは夢でも見ているような気持ちで前を行く背中を見る。「・・・・・ジョンヒョナ」今、こんなところで会うはずがない人物は、オレの荷物を肩にかけ先を行こうとしたところを呼びとめられて振り向くと笑みを浮かべて手を伸ばしてきた。髪に触れてくるその手を慌てて避ける。だってファンがきっとどこかで見てる。「な、なんだよ」焦るオレを見たオマエは...

SS_20150214_ショコラキス~兄たちの場合 3~

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連れ込まれた←アイツのマンションの部屋は、めずらしく静まりかえっていていつも盛大に出迎えてくれる2人の同居人の代わりに、ご馳走と冷えた飲み物がオレを待っていた。「あいつらは?」「今日はお泊り。だからさ・・・」「なんだよ」「今夜は2人きり」ドキン。2人きり・・・って、なんだよなんだよ。そんな一言で跳ねるなよオレの心臓・・・ガキじゃねーんだからさ。「ほらこっちきて」オレの動揺なんて知るわけもないオマエはこ...

SS_20150214_ショコラキス~兄たちの場合 4~

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。オレをじっくり溶かしていこうとするかのように触れるオマエの長くキレイな指は、オレの快感を煽って苦痛の一歩手前。「っふ・・・・・ぁ、あっ。も・・・・・出る・・・・・」「だ-------・・・・め。もう少し待ってて」後ろに埋められた指をじわりじわりと抜き差しされて、オレはビクリと喉を反らした。くちゅりと、指を動かされるたびに聞こえてくる音がオレを更に煽っていく。「・・...

SS_20150214_ショコラキス~兄たちの場合 5~

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「そんな、泣くくらいいいの?」「い・・・いよ・・・・あ、あっ・・・んん--------っ」目の前がチカチカと弾けて、オレは襲ってくる快感に背中を反らした。グラリと揺れた身体をオマエの腕が抱き戻した。「ふ・・・・は、あ・・・あ、はぁはぁ・・・」肩に凭れて息を整えていると、汗ばんだ背中を宥めるように撫でられる。上半身を離して視線があったら、乱れた前髪をオマエの指がそっと払った。「前・・・触ってなかったのに、い...