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BLUE NOTE

SSS_ゆきがふるからきみと

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その日、めずらしく早起きをして耳が痛くなるような空気の中を自転車を走らせて出掛けたのは予感がしていたから。今日だけは事務所にも寄らず寒い身体を温めようとジムへと向かう。「あれ?こんな時間に珍しい」「ははっ、そうですね。あ、横のマシン空いてますか?」まだ少し眠っている身体を起こすにはゆるくバイクを走らせるぐらいがちょうどいい。リアルでは寒くて震えあがってしまう今のソウルの気候でもジムの中は温かくて快...

SSS_ゆきがふるからきみと 2

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車の中でオレたちは無言だった。そうして口を一度も開かないまま部屋に入り暖房をつけたところで座り込んだオレに近づき冷たくなった唇を重ねる。「会いたかった」うん、会いたかった。「好きなんだ」うん、好きだ。答えは言葉にならない。オレが黙ったままでいるとオマエは小さく息を吸った後、言った。「だから雪降る日に会うのはオレじゃなきゃダメだ」「それは・・・」「今年も来年もその次もずっと、ずっと、ずっと オレはヨ...

SSS_ゆきがふるからきみと 3

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※R18:BLな表現があります。ご注意くださいませ。「ひ・・・ぁ・・・っ」離れた唇を寄せた耳を甘く食まれ、くちゅりと音を立てて中を舐め回した。「や・・・っぅ、あ、あ、・・・」身体中から力が抜けて指さえ満足に動かせないのに腰だけ淫らに揺れてしまう。既に熱を孕むオレ自身は、密着するオマエにも知られてしまっているはず。だが胸を弄られ、舌が耳元で動きまわるたびに腰が跳ねて揺れるのを止められない。「ん・・・...

SSS_ゆきがふるからきみと 4

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「ファ・・・、ヨンファ、おい。あぶないっ」ぐらりと身体が揺れる。そして傾いて堕ちて・・・・っと。寸前のところで手をつき支えて座りこむオレ。カラカラと規則正しく続く音をすぐ傍に聞きながら声がした方を仰ぎ見ればそこには、心配そうな顔で覗きこむ知人の顔。「なんだなんだ、やっぱり芸能人は忙しくて 眠る時間もないってやつかー?無理に身体を 動かすのもよくないんだぞ・・・・」オレは未だ戸惑い視線をうろうろと彷...

SSS_ゆきがふるからきみと 5

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会いたかったのに。それなのに、日本の名古屋の空の下でいざ目の前に現れたら一気に照れくさくなって逃げた。その場に残されたメンバー達が目に浮かぶ。きっと「ドンマイ」ってマンネ2人に背を叩かれしょうがないなって笑ってる・・・□□□□「あ・・・・」悪戯して叱られると親から逃げ出す子どもさながら彼は、ホテルの前に車が止まった瞬間にドアを開けて、エレベーターの方へと1人向かうのを慌てて追いかけていくマネージャーの...