FC2ブログ

BLUE NOTE

Just Please 0

2
以前4人で住んでいた頃。狭くて不便でしかたなかった。けれど今は広くて綺麗なこの部屋に住むオレはあの頃が懐かしくてしかたない。『もうちょっと向こうへ行けよ』『これ以上行ったら落ちちゃうし無理』『狭いな』『狭いね。・・・けどさ』そこで会話を途切れさせて相手は言葉を選ぶように間を置いてから、ぴたりとくっついたままこちらへと向き直り言った。『おかげでこんなにもくっ付いてられる』そう言って笑った相手は密着し...

Just Please 1

1
「・・・ファ、ヨンファ!」夢の中ゆらゆらと漂っていた。それを強く肩を揺すられてオレは現実に引き戻される。目を開けた途端、そこに酷い顔色のジョンヒョン。オマエがいた。「・・・・っ」家に引きこもり長く言葉を発しなかったせいか掠れて声が出なくて眉をしかめると「うなされてたよ」と心配そうに声を掛けられる。「オレたちとも連絡つかない状態で何してんの」「あ・・・」「全然見てないな」言葉で答えるかわりにコクリと...

Just Please 2

4
「温まった?ほら、できてるよ」濡れた髪を拭きながら出てくると部屋にはいい匂いが漂っていた。湯気の立つ入れ物を手にしたジョンヒョンは、トレーを持ったままの手指を伸ばして、オレの定位置を示すからその場所にそのまま腰をおろした。「作らせて悪かったな」「なんにも無かったから、こんなものしかできなかったけど」首を横に振り、こんなものと言いながらも漂う湯気と香りに自然と腹が動く。覗きこむとそれは、野菜と卵が入...

Just Please 3

4
※R18:BLな表現があります。ご注意くださいませ。「すぐ・・・いいよ」そう言ったのに、おまえは「オレがしたいの」って。ここまできたら焦らされる方が辛いの分かってる?「オレが欲しいんだ」慣れた身体は性急な繋がりも問題なんてない。そうつくられている。オレには長い前戯や愛撫なんて実は必要なんてないんだ。それでもしたいと言ってくれるのは、セックスが単なる性欲の処理なんかじゃなくきちんとした繋がりを持ちた...

Just Please 4

-
「なぁ・・・」「ん------?」オレの首の下におかれた反対側の手を器用に使ってページをめくる手を一瞬止めて返ってくる声にオレは先を続けた。「オレのことはいいからさ、頑張れよ」正直色々風当たりも強いだろうし、予定が狂ってしまった影響をきっとメンバーが一番受けているはず。かといって、オレが謝れば更に頑張ってしまうだろうしだからさ、いつもどうりに「頑張れ」と言ってみた。「仕事だからね、頑張るよ。あんたが心配...