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BLUE NOTE

SS_Can't Stop Loving 0

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SSS
「これと、これと、これは外せない。えっと・・・これとこれは・・・」ボク達は練習室の床の座り込みヨンファヒョンを囲んで、今度ソウルからスタートする新しいツアーのセットリストの相談をしている真っ最中。おおよその構成はヨンファヒョンが進めてメンバー各自の意見を出して組みあげていく。ライブを作っていく中で一番重要な部分の作業だ。BLUE MOONワールドツアーが終わったばかりでまた新たにスタートするツアー...

Note.201401××_キミノート13

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「でき・・・た。けど、これは・・・・・・・・」ジョンヒョンとの会話に刺激されずっと引っかかっていたモノを形にしてみると「これが・・・・オレタチノオト?」オレは打ち込んだモノをスピーカーから流して通して聞きながら思わず一人で呟いた。今までのオレ達の曲はそれぞれの楽器の音がストレートに響くようなそんなシンプルな楽曲が多かったと思う。だけどこれは・・・・・オレ。ピアノ弾くことになるな・・・それにまだ粗削...

Note.201401××_キミノート12

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「聞きたいことがあるんだけどいい?」彼は時々こうやってオレの心の準備なんて無視して唐突に何かを言い出すのが得意技。今日も何を聞かれるのかとアレコレ予想して身構えていると、さすがヒョン。予想もしないことを聞いてきた。「あのさー・・・昔オレがおまえ達日本に残してこっちに一人で 帰ってきた時にさぁ・・・・電話したことあったよなぁ?」・・・超能力でも身につけたかこのヒト?さっきまでオレもそのことを思い出し...

Note.201401××_キミノート11

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目覚める前の彼の寝顔を覗き見て布団もかけずに寝ていた彼に自分の毛布を掛けて自室へと戻ると立てかけてあったギターを習慣のように手に取る。腰掛けたベッドに一人とギターの重み分身体を沈めて軽いチューニングをしたオレは、なんとはなしに昔彼とよく弾いたあの曲を思い出し弾き始めた。そうだ。彼がおれ達と一緒にいなかったあの頃はよく弾いていたっけ。そして、彼から電話がかかってきたあの日も確かこの曲を弾いていた。一...

Note.201401××_キミノート10

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耳に聞こえてくるコール音。そろそろ何回目なんだろう?あいつら、こんな時間に出掛けてるのか?撮影頑張ってるご褒美に何が欲しい?って聞かれて迷わず 『日本に電話させて』 とお願いした。プルル・・・プルル・・・プルル・・・まだコール中。今日は珍しく撮影が早く終わってやっとあいつらがいそうな時間に電話できたのにな・・・スタッフもまばらになった事務所の中、デスクに頬杖ついて受話器を持ったオレはあいつらの驚く...

Note.201401××_キミノート9

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キスってさ、どんな時にするんだっけ?そもそも男同士ってキスするのか?普通に考えたらすぐに答えが出るようなことを一人帰国する飛行機の中でずっと考えていた。昨夜自分の身に起こったことは夢?オレは他人の感触が残る唇を人差し指で触れてみる。あれはキス・・・だったか?誰が?誰に??アイツ・・・ジョンヒョンが・・・オレに・・・なんで?・・・・・・・・・・わかんねぇ挨拶がわりにキスをする国もあるけど少なくとも韓...

Note.201401××_キミノート8

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部屋のドアを開けるとコーヒーのいい匂いが漂っていた。「いい匂いだな・・・・」「ヒョニヒョンもコーヒー飲む?」リビングのソファに座ってコーヒーを飲みながら雑誌を開いていたミニョクがこちらを見て聞いた。「早起きだなミニョク」「ヒョニヒョンが遅いの。ジョンシンなんてもう出かけたよ」 夜が明けるのが遅くなったとはいえ部屋に射しこむ光が朝はとうに過ぎていることを告げていた。昨夜オレ達が起きている時間には彼の...

ひとりごと2。

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「ねぇねぇ皆、なんか久しぶりじゃない?こうやって呼び出しされるの」「そうだな、いつ以来か?」「ヒョニヒョン思い出さなくていいんじゃない・・・ どうせ呼び出しがある時はロクなことがないんだから」「ミニョク、そんなこと言うなよ。皆で一緒にってなんかイイじゃん。」あのー・・・皆さん、お集まりいただき、ありがとうごじゃいます。「あのさ・・・オレ達もう『じゃいます』とか言わないからさ、 そういう風にわざとい...

Note.201405××_遠くても近くてもlast ep

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。オマエが開けてオレが閉めるそのドアは特別。ドア一枚こちら側、それはオレ達だけの密室で2人の意思で閉じられたドアだからこそ意味があると思うんだ。パタン今日もドアが閉まる。そしてここにはオレとオマエの2人きりだ・・・な。持っていたケーキをベッド近くの机の上に置きこちらを振り向いたオマエは開いた両腕を当然のようにオレの背中に回したからオレは少しだけ高い位置にある肩に...

Note.201405××_遠くても近くても7

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アイツの誕生日終了まであと30分。「一言『おめでとう』と言ってほしい」と、ドア一枚隔てた向こう側でお願いする声に自分自身もそう・・・そう伝えたかったことを思い出してオレ達を隔てていたドアを開けた。そこに立っていたのはケーキの皿を持って情けない顔をして立つ男だった。「ヒョン、ごめん。その・・・ケーキありがとう」マンネ達に何か言われてきたのか、さっきまでの態度とはうって変わって大きな身体を縮こませてさ...

Note.201401××_キミノート7

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オレさ・・・ヒョンと飲んだあのビールの味忘れてないよ・・・**********日本での辛い辛い『留学』とは名ばかりの武者修行生活。オレ達の根性を試されているかのような毎日の先にはヒョンの俳優デビューによるヒョンだけの一時帰国という事件が待っていた。出発前夜。キッチンとは名ばかりの狭い場所にある小さな冷蔵庫を背に暗闇の中オレ達が眠る部屋をじっと見つめる彼を見つけた。「ヒョン眠れないの?」ほかっておけなかったの...

Note.201405××_遠くても近くても6

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「おかえり!ヨンファヒョン。わっ、ホントに黒いマスクしてる~」空港からそのまま宿舎へ送ってもらい3日ぶりの慣れた匂いがする場所へと帰ってきた。オレの姿を真っ先に見つけたのはジョンシナ。キッチンに立って何か準備をしていたようで、玄関を開けた瞬間から良い匂いが部屋中に漂っていた。「PM2.5の警報が出たからとかでスタッフに渡されたんだ」オレの姿はどうせツイかなんかで見かけたのだろう。いつもと違う雰囲気...

Note.201405××_遠くても近くても5

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翌日目が覚めるとアイツの姿はなくあれは一瞬夢だったのかと思ったが、身体に残る薄紅色の痕が昨夜の行為を証明するかのようにあちらこちらに残っていた。「いっちゃったのか」今日は病院の予約があるし・・・とかなんとかで朝イチで帰らなきゃとは言ってたけど声くらい掛けてけよな・・・一人で昨日の痕を眺めるなんて寂しいことこの上ないのに・・・それにこんなに残しやがって。痕を見る度に思い出しちゃうじゃんか。案の定ファ...

Note.201405××_遠くても近くても4

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。(少々激しい為、苦手な方は回れ右してください)ピンポーン夜、こんな時間のホテルの部屋では呼び鈴がやけに大きく響く。スタッフ・・・・?こんな遅くなった時間にわざわざ知らせるほどのことがあったか?ファンが押し掛けてくるなんてことはあるだろうか?そして、そのどっちでもないとしたら・・・・・・・じゃあ誰?ピンポン、ポンポーンせっかちに再び鳴った呼び鈴に素早く身支度を...

Note.201405××_遠くても近くても3

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。『ヨンファ・・・聞こえてる?』『このまましようか』って言ったかアイツ。オレの聞き間違いじゃないよな?問いかけに尚も無言でいるオレにとどめの一言。『ねぇ、オレもシタいよ・・・ヨンファ・・・』ゴ・・・ックン。自分の喉が鳴ったのが聞こえてしまうじゃないかと焦った。『だからこのまま電話を繋いだまま・・・・ね・・・チュ・・・・』ただのリップ音なのに電話越しに直接耳に届...

Note.201405××_遠くても近くても2

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ホテルの部屋のドアを閉めればやっと自分だけの空間。外の喧騒が嘘のように静かだった。ふぅ・・・ホテルで一人きりになってようやく大きく息を吐いた。いつもは他のメンバーがいる分ファンの視線も現地スタッフの対応も分担ができてるけど今日はそうもいかなかったから無意識に緊張が続いていたらしい。今夜は一人っきり。メンバーの誰かの声や気配のないホテルの部屋はなんだか落ち着かない。荷物を適当においたって、思い切りベ...

たんじょうびだから

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「なぁ5月15日終わっちゃったな」「そうだね」「よかったのかよ。ツイとかさアップしなくて」「だって、やっと帰ってきたヒョンとの時間を無駄にしたくなかったから」「そ・・・そんなん、いつだって一緒にいるんだから今日くらい ファンに報告とかしてもいいんじゃね?」「それはいつでもできるでしょ」「誕生日は今日だけじゃんか」「誕生日の日だからヨンファと過ごしたかったの。わかる?」「・・・わかる」「じゃ、お祝い...

Note.201401××_キミノート6

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宿舎に戻ると真っすぐにキッチンへと向かい冷蔵庫から冷えたビールを取り出してプルタブを開けてやりきれない気持ちを流し込むかのように一気に煽った。「ヒョニヒョーン。そんな飲み方すると悪酔いするよ」シャワーを浴びたばかりなんだろう。濡れた髪の毛にタオルを巻いて近寄ってくるジョンシンが声をかけてきた。「いいんだよ。ちょっと酔いたい気分だから」「ヨンファヒョンの攻略に失敗・・・か。あの人頑固だから」ジョンシ...

Note.201405××_遠くても近くても1

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朝早い移動車の中は格好の睡眠時間。寝癖を気にしつつ、隙間時間に眠りにおちてこれから一人で旅立つ寂しさに気付かないふりをしていた。この春、Shu Uemura 中国でのイメージモデルとして採用されたオレは単独の仕事としてCMやポスターなどの仕事をこなした。今回はそれがらみ。上海でファンミーティングが開催されるんだ。熱狂的な中国のファンはきっとオレにまた新しいエネルギーをくれるだろうという期待とメンバ...

SSS_アメリカーノはお好き?

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SSS
※R18:BL表現があります。ご注意願います。(少々激しい為、苦手な方は回れ右してください)唇を奪うように合わせ舌を絡ませるとそれだけで一気に体温は急上昇。その先を期待してその気になると、ころあいを見計らったかのように脇腹からしのびこむ掌にすぐに反応を示すオレ自身はゆっくりと頭を持ち上げ始めていた。しのびこんだ指がささやかな胸の突起を弄び、強くつままれば痛いはずの感覚がこんな時は快感に変わるなんてこんな...

Note.201401××_キミノート5

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「ほおっておいてくれよ」昔、同じように言われたのはまだ彼のことをよく知らなかった頃。そして、まだ恋におちていなかった頃。**********一緒に釜山から出てきてオーディションを受けた。彼は地元でも有名人だったから、当然合格するんだろうなぁってなんとなく確信があったけれど、正直、自分が合格するなんてこれっぽちも思ってなかったから帰り際に「一緒に受かるといいな」と言われた時にはなんだか嬉しかったっけ。明るくっ...

Note.201401××_キミノート4

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「はい・・・水」額に腕を乗せて、のぼせてぐったりした身体をソファに横たえていると、ミネラルウォーターのボトルがその腕に触れた。オレは閉じていた目をゆっくりと開けるとグッタリしているオレとは違い爽やかな笑顔を浮かべてこちらを覗き見る瞳と目が合う。「のぼせたんでしょ?飲んだ方がいいよ・・・」誰のせいだっていうんだよ。ったく・・・肘をついて上半身を少し起こすと受け取ったボトルを開けて渇いた身体に流し込ん...

Note.201401××_キミノート3

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。「ほら・・・行ってこれる?」事務所のジムスペースにあるシャワールーム前に着くとこっちを見て聞かれた。当たり前だ。子どもじゃねっつーの。「もう。行ってくるから手を離せ・・・よ」手はまだしっかりと繋いだまま。「一緒に入る?」「ばっ、ばか!!入らねーよ。ちゃんと髭剃ってくるから手離せよ」繋いでいた手を振り切るようにシャワールームへと入っていった。**********汚れた衣...

Note.201401××_キミノート2

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。椅子に座ったまま寝ていたらしい。ドアをノックする音で目が覚めて、凭れていたイスから落ちそうになった。「おはよ、ヒョン。やっぱりここにいた」オレが会いたいって思ったのを感じたのか?ドアからヒョッコリ覗いたのはジョンヒョンだった。「おう、早いな。どうしたんだ?」「家に帰ってないし、こんな時間だし、 ご飯食べてないだろうなって思って。ほら、買ってきた」いつものカフ...

Note.201401××_キミノート1

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ソウルの冬は突然やってくる。冷房や暖房は極力つけない主義のオレの部屋には早くも厳しい冬の気配が忍び寄ってきていた。覚醒をはじめた意識の中、腕を伸ばしてベッドの中に別の気配を探す。・・・いない。伸ばした空間は冷たい布団の気配だけが広がっていて探している彼の気配はなかった。自分の部屋で寝ているのだろうか?フローリングに素足を下ろすと寝起きの熱をもった身体が一瞬で冷えて、ぼんやりとした意識は一気に覚めた...

Note.201401××_キミノート0

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夢見ている世界にただ一つオレ達だけの音K-POPでもない、J-POPでもない世界の偉大な人達が築き上げたジャンルでもないオレ達だけが作り出すことのできる音を探しているんだオレ達だけが作ることのできる世界。それは聞く人のココロにどんな風に響くんだろう?リズムは?旋律は?想像するとワクワクするのにオレ達はそれ以上のものに縛られていて気づけばがんじがらめだオレタチノオトハドコ?ミニョクのドラムとジョンシ...

Note.201312××_To U(You) last ep

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2013年、日本でやる最期のライブ。One More Timeツアーも明日がオーラスでオレ達の故郷釜山に近い福岡が会場だった。「おーい、ジョンヒョン調整バッチリかぁ?」客席で音の響きを確認していたオレにステージの中央からマイク越しに声をかけてきた。腕で大きく丸を作り調整完了の合図をすると「じゃ、おつかれ・・・さまでした。 あしたさいご・・・よろしく・・おねがいしま・・す」頭の中で韓国語を日本語に変換してるな・・・...

Note.201312××_To U(You) 18

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先に出かけたアイツを追いかけて事務所の作業室へ向かうと言葉どうりすっかり準備が整っていた。オレの作業机の上にはお気に入りのカフェのアイスアメリカーノが二つ並んでいた。「なに?買ってきてくれたんだ」「んー、ちょっとジョギング兼ねてひとっ走りしてきた」そんなこと言ってワザワザ買ってきてくれたんだろ?さんきゅ。一つをソファに座るおまえに渡しながらそれに口をつけた。冷たいコーヒーが喉に気持ちいい。「さ、や...

SS_彼の嘘まで愛してるlast ep

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疲っれたぁ~気だるい身体をベッドに投げ出して深く息を吐いた。ベッドに腰かけていたオマエの指が伸びてきて指を髪の毛に絡め手触りを確かめる行為をボンヤリ眺めていた。「ね・・・ヒョン」「あ・・・?」「柔らかい髪・・・で、どうしたんだっけ?」やべっ、まだ聞くか。ジョンシナと風呂に入りましたとかその前にしたコトなんか話せねぇよなぁ・・・例えばそれが淋しかったからとかそんな理由でも全部知らない方がいいこともあ...

SS_彼の嘘まで愛してる11

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※R18:BL表現があります。ご注意願います。(少々激しい為、苦手な方は回れ右してください)仰向けにされて雄の色香を全身から発しているアイツと目が合う。オレ・・・どうなっちゃうのかなぁ?オレを征服しようとするオマエ。本心を明かしたくないオレ。身体は既にオマエに堕とされていたけど心はいまだ迷い抵抗を続けていた。********************「脚を開いて」浅い呼吸を繰り返しながら力の抜けた脚を少しずつ開いていく。自ら...