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BLUE NOTE

歪んだ月 14

7
「愛してる」身体に刻み込まれた言葉は耳にするだけで心が締め付けられる。思わずオレは目をそらした。「ヨンファ、ちゃんとオレを見て」ジョンヒョンはゆっくりとオレの目を覗きこむ。瞳には不安げな顔したオレが映っていた。「・・・・っ」瞳の中のオレがどんどん近付き、そのまま唇が重なる。唇が熱い。ずっと焦がれていたのに今はなんでだろう?とても苦しい。オマエを裏切ったオレをオレ自身が許せない。だからこそこのまま流...

歪んだ月 13

3
狂ったように声をあげ、激しく抱かれた三日間。極めようとする度に囁いた言葉を思い出すたびに身体が熱くなるのを感じる自分がいてそれを冷ましてしまいたい。なにもなかった自分に戻りたい。そんな気持ちから深い雪の中を滑り続けた。iphonはほとんど見ないようにしていた。近況を更新するときにメンバーの休暇の様子を垣間見る。みんな笑ってた。オレも笑ってる。大丈夫だ。きっとまた上手くやれる。残された休日はあとわずか。...

歪んだ月 12

4
持ってきた物といえばiphon一つきり。それも唯一オレのものとして帰ってきたコートの中にしっかりと充電されて返されていた。ぼぉっとした頭で身支度を整えたオレは、一人きりになった部屋で真っ黒な画面に電源を入れる。2016年1月2日まったくあんだけ溺れに溺れると人間という生き物は時間という概念がふっとんでしまうらしい。ミニョクと快楽に溺れ過ごした時間はたった3日間のことだった。ずらりと並んだ通知にはアイツの名前と...

Note.20160121_大好きなキミへ

4
「うん、連絡ありがと」それは真夜中の電話。相手は釜山にいる母だった。「最後に会いたかったよ」会いたかった・・・・故郷に残してきた大好きだったチンは天国へと旅立ってしまった。弱っていたのは知ってたんだ。今年初めにもらった休暇で会いに行けばよかったともう一度抱きしめたかったと後悔しても全てが遅い。カメラロールにある写真を見ながらオレは「ごめんな」と、答えてくれるはずのない愛くるしい姿に謝った。ただの自...

歪んだ月 11

4
「知っちゃったんだね」ミニョクが黙ったまま動かないオレの手を引き、ベッドの隅に座らせた。そして向かい側に座ってオレを見て静かに口を開いた。インスタントだけど・・・と、淹れたてのコーヒーを手渡され、オレは湯気立つ揺れる黒い液体に視線を落とす。この部屋に来てからというもの時間はあって無いようなもので、ただただ激しく与えられ続けていたのに、皮肉にもこんな時に一番静かで穏やかな時間が流れていた。「同情して...

歪んだ月 10

6
「仕事」からはじまった淫らな調教。予想もしなかったミニョクと過ごす時間に出口を見失いオレは、いつしか考えることを諦めた。本業に差し支えるようなことをする奴じゃない。それに普通に会話することも増えてきた。ならば、いつかミニョク自身の口から今回の真相を聞けるのかもしれない。ならばイクとこまでいってみようか・・・そう思い始めた頃、終わりは突然にやってきた。「・・・・んっ」差し込む日差しが瞼を白く照らし目...

歪んだ月 9

3
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。どれほどそうして見つめあっていただろうか?オレは「ミニョク」・・・と、掠れた声にならないような声で名前を呼んだ。その声が見つめていた瞳の奥に火を灯す。掴んでいた掌に唇を寄せたあと、驚くオレの唇にその熱い唇を合わした。「ふ・・・ん・・・んん・・・・」伸ばした手は性急にオレ自身を扱き、先端から溢れだす体液を絡め取る。「もう濡らしてる」跪いたミニョクはオレ...

歪んだ月 8

3
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。戻ってきたミニョクはシーツの上で悶えるオレを見下ろしていった。「あーあ、そんな格好して。 我慢できなかったんだね」小奇麗な服を着たミニョクと身一つのオレ。そのうえしどけなく濡れる自身と流した涙の為に腫れた瞼。およそ年上の威厳なんてカケラもない。オレは今すぐここから消えてしまいたかった。そんなオレの頬にミニョクは指を伸ばしそっと涙の跡を辿った。「泣いて...

歪んだ月 7

2
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。焦らされて焦らされて焦らされて「愛してる」と口にすることでやっと達くことを許され果てる。それと同時に気を失い、眠ることで僅かに回復させた体力も目を覚ませば快楽に奪われていく。眠っている間に部屋は整然と片づけられおり、常に真新しいリネンにくるまれて眠っていた。身体の感覚と同時に時間の感覚を失っていった頃さんざんオレの身体を貪ったあと、四肢をだらりと投げ...

SSS_Hello2

7
BGMは「息(Hello)」・・・・☜クリックするとMVが開きます雪が静かにキミに、オレに落ちる。白く変わった世界の中、車を停めて彼のアパートまでの道のりは行き交う人もなくオレたち2人きり。数歩先を歩く彼を眺めながら歩く。「待ってよ」雪の中2人きりなんてロマンティックなシチュエーション。恋人同士ならさ、手を繋ぎ見つめ合ったりしてゆっくりと歩きたいと思うのに。「風邪ひく」振り向きもせずに彼は言って、さっさと歩い...

SSS_Hello

7
BGMは「息(Hello)」・・・・☜クリックするとMVが開きますいつの間にか降り出した雪は、すぐにドカドカと積もりだし、辺り一面眞白な世界。ソウルではさほどめずらしくない雪だが釜山出身だからだろうか?やはりこの季節、ふわふわと舞う雪を見るとテンションがあがるオレは、窓を開けてiphon片手に景色と自分を収める。表向きはファンサービス。だけどいつだって気が向いたとき気が向くままに更新するオレのこと。それは時計もテ...

歪んだ月 6

7
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。誰かがオレの髪を撫でている。ヒョニ・・・?オマエは行為の後いつも隣で、落ちたオレの髪を漉いて、その手触りを楽しむのが好きだった。そしてオレは気づけばその腕の中で、その広い胸に頬を寄せ不器用ながらも甘える時間が好きだった。「ヒョニ・・・」オレは小さくその男の名前を呼ぶ。身体が重いんだ。倦怠感がハンパなくて、このままじっとしたままこの指先に触れられていた...

歪んだ月 5

6
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。※今夜も2本目の更新デス。こちらから覗いた方は 一つ前からヨンでみてくださいね。「ふ・・・く・・・んっ、いや・・・やだ・・・」ぐちゅぐちゅと下肢から卑猥な水音をたて続けている。いまだ手首を縛められたままのオレはミニョクを退けることも、淫らな挿出音に耳を塞ぐこともできず声だけを上げ続けていた。おかしく・・・なる。抑えられない熱に翻弄されるオレは虚ろに天井...

歪んだ月 4

4
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。「い・・・・や・・・・」覚悟していたくせに、打ち砕かれたココロが予想以上に衝撃を受けたあまり声も虚ろ。だが、そんなオレを置き去りにしてミニョクはどんどん自身を奥へ奥へと進めてくる。柔らかな粘膜を激しく擦りあげる逞しいそれは最奥へと達してピタリとその動きを止めた。「ねぇ、わかる?ぜーんぶ呑み込んでる」ミニョクはその逞しい身体とは反した柔らかな微笑みを浮...

歪んだ月 3

6
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。「やだ・・・・や・・・・」うわずったオレの声が部屋に響く。「いやだ、ミニョクやめ・・・、お願いだから・・・」「大丈夫だよ。今日からしばらく休みだし 時間はたっぷりある。ヨンファヒョンも楽しもう オレとたくさん楽しもう・・・」「・・・いや・・・だ・・・・」オレは大きく頭を振って拒絶を続ける。けれど、ミニョクはそんなことにはまったく構いはしなかった。「ま...

歪んだ月 2

1
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。何を言われたのかすぐには理解ができずに呆然と立ち尽くすオレの腰を抱きよせミニョクは強引に唇を重ね、シャツのボタンを外していく。「やめ・・・っ」そのままベッドへと押し倒されたオレは必死で抵抗したがしっかりと鍛えられた身体の前に無駄に終わりあっさりと組み敷かれた。「きれい」肌を探りながらミニョクは呟いた。髪を掻きあげると再び唇を合わす。今度は深く深く、口...

歪んだ月 1

16
「今、なんて言った?」オレはその場に立ち尽くし、呆然と目を見開いた。オレはここへ一年の締めくくりとして、最後の仕事をしにきた。マネージャーから転送されたメールには確かにこのホテルの今開けたドアに示されるナンバーがあった。それなのに、なんで目の前にコイツが現れるのか?さっき軽口を叩きながら別れたばかりだ・・・・**********もうすぐ一年が終わる。年末は各テレビ局ごとの歌番組の出演ラッシュで締めくくられる...

NOTE20151218_テディベアの見る夢3

4
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。「ヒョンはオレんとこで降ろして」オレになんの相談もなく後部座席から声を掛けたのはオマエ。「ちょ・・・、オレ行くなんて言ってない」慌てて否定して、後部座席を睨みつけるも「大丈夫、大丈夫。そのままお願い」と、オマエは困った顔するマネヒョンなんておかまいなし。マンネ達は触らぬ神のなんとやら・・・イヤホンをはめて音楽を聞き始めたり寝たふりしたり・・・。「いい...

キミに底なし沼的独占欲 last ep

19
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。「ヨンファ」オレを呼ぶ甘い声と熱いオマエに貫かれ、奪われていく。全てを。「・・・ああぁ・・・・」だからこそオレは喜びの声を上げずにはいられなかった。体はビクビクと痙攣を繰り返し、胸や首筋に散った飛沫をオマエの指が掬う。それを紅く腫れあがった乳首に塗りつけていった。「や・・・それ・・・」弛緩しようとする体に与えられる刺激が苦しい。体内のオマエを何度も震...

キミに底なし沼的独占欲 50

8
※R18:BLな表現があります。ご注意ください。長い口づけを交わしたあと、明確な意思を持ってジーンズのボタンに触れた手をついオレは引き下ろした。オマエは手を止め、その手を掴み返す。「やっぱりダメ?」「そうじゃない・・・けど・・・」「なに?」握る手に力がこもる。だってこの先には・・・・「何があっても驚かないから大丈夫」オレの体をベッドに押しつけるようにした後、そのまま体を挟み込みこんで膝を割られる。...

キミに底なし沼的独占欲 49

33
オレはベッドに腰掛けたまま、オマエは立ちつくしたまま微動だにできずにいた。まるでお互いの鼓動が聞こえてくるようなそんな静けさが、自身の心をゆっくりと鎮めていった。そうやって落ち着いてくると、なんだか2人きりでいるのが無性にいたたまれなくなってくる。「オマエ・・・さ、鍵どうしたんだよ」勝手に入ってきた男に訊ねると、「マネージャーがね」と言った。今夜いることは知ってたし、何よりミニョクが一方的に連絡し...

キミに底なし沼的独占欲 48

18
「いってくるよ」そう言って出かけたアイツは大好きな人と会うのに浮かない顔をしていた。だからオレは待っていた。彼の帰りを待っていた。ガチャリと扉が開く音に気配に神経を張り巡らせていたオレはすぐに気づく。そんなことができる相手は一人。キーを持っているミニョクアイツしかいない。「あ・・・・」まっすぐ入口まで見通せる場所にオレは座っていた。そして入ってきたミニョクと目が合う。互いに気づいて最初に出た言葉は...

キミに底なし沼的独占欲 47

12
「ここまできて、逃がすと思う?」「おまえ・・・」「終わったんだよね。なんでもないんでししょ? だったら忘れちゃおうよ」「それとこれとは・・・ちょ、待てって・・・ミニョク!」ミニョクの気持ちに縋ってアイツを忘れようなんて思ったのが間違いだったんだ。そもそもそんな気持ちのまんま抱かれるなんてしちゃいけない。一晩限りの相手ではないのだから。そして、予想していた以上に自分の体が拒否していたという事実。やっ...

キミに底なし沼的独占欲 46

13
誕生日も終わった次の日の昼過ぎ、朝までかかった撮影を終えたアイツはオレたちと合流した。オレを見て何か言いたそうな顔をしたが、適当に笑ってごまかすと、アイツもふっと笑みを浮かべただけでそのまま座ってギターを抱え始めた。『音楽の仕事がしたいよ』オレにそうこぼしたのはそう遠い日のことじゃない。バラエティもドラマもやるけど音楽がしたいのだと、一番熱望しているのはジョンヒョンだ。それぐらいギターを弾くことが...

キミに底なし沼的独占欲 45

18
撮影が明け方まで入ってるというアイツだけ残してオレたちは日本へとやってきた。「・・・ョン、・・・ヒョン!!」強く名前を呼ばれてハッとすると、窓の外流れて行く夜景をぼんやり眺めているオレをジョンシンが覗きこんでいる。ジョンシンだけじゃない、前の席に座っていたミニョクもオレのことをじっと見つめていた。「ごめん、ぼんやりしてた」2人に謝ると、ミニョクが困ったように溜息を吐いて笑う。「コーヒーこぼれてるよ...

Be a Supernova 番外編”あいしてる”

10
ライブ前の慌ただしい空気に、慣れているとはいえ少しずつ緊張が高まるのをイヤでも感じる。。ツアーラストの会場が「武道館」だ。それを聞いたとき、もちろんテンションが上がったし、そこで単独でやれることがなにより嬉しかった。ただ所謂お国の事情ってやつで撮影はココ大阪で行うことになっていた。開演1時間前をきった。そろそろ開場もはじまった頃だろう。オレ達はといえば、早々に準備を済ませてスタッフが走り回る中、メ...