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BLUE NOTE

クマとコーラと僕と彼

8
誕生日が来ると思い出す。日本で迎えた初めての短い初夏のこと。夕暮れ時。ボクと彼と2人でアパートまで戻る帰り道。長く伸びた影に、そっと近づいて手を重ねる。綺麗で、優しくて、憧れの人。本当に繋ぐなんてできないから影を重ねるだけなのに、それだけで嬉しかった。目の前の重なる影に気を良くしながら視線を上げると、目に飛び込んできたのは商店街の外れの小さなゲームセンター。「あ・・・」ボクは声を上げて足を止めた。...

Happy Birthdayをキミと ×JH

2
カーテンの隙間から差し込む柔らかな光が瞼を照らす。「んん・・・・」眩しさがオレを夢から現実へと引き戻す。けれどもう少しだけ夢の中に留まっていたかった。朝の微睡の心地よい時間。もう一度夢へと戻ってオレはアイツに会いに行く。『ヨンファ』オマエの声に呼ばれる自分の名前の音がオレは好きだった。甘く包み込むような声で呼ばれたくてオレはいつだってオマエを困らせるようなことばかりしてしまう。いつもオレのこと考え...

Happy Birthdayをキミと ×MH

5
カーテンの隙間から差し込む柔らかな光が瞼を照らす。「んん・・・・」眩しさがオレを夢から現実へと引き戻す。けれどもう少しだけ夢の中に留まっていたかった。朝の微睡の心地よい時間。もう一度夢へと戻ってオレはアイツに会いに行く。『ヨンファ』涼やかで、穏やかな声色にけれどオレのココロの中は穏やかさとは程遠い。□□□□「ミニョク?」問いかけるようにオマエの名前を呼べば、へにゃりと眦を下げて微笑む。「夕飯ができたよ...

Happy Birthdayをキミと ×JS

10
カーテンの隙間から差し込む柔らかな光が瞼を照らす。「んん・・・・」眩しさがオレを夢から現実へと引き戻す。けれどもう少しだけ夢の中に留まっていたかった。朝の微睡の心地よい時間。もう一度夢へと戻ってオレはアイツに会いに行く。『ヨンファ』名前を呼ぶオマエの名を優しい響きのその名前をオレも同じように名前を呼ぶんだ。□□□□「ジョンシナ」名前を呼ぶとちょっと眉を吊り上げる。その仕草が大人びて見えて嬉しいと思うの...

秘蜜遊戯 6

3
「ヒョン!!」静まり返ったその場所に響くオレを呼ぶ声。勢いよく入ってきた白いスポーツカー。それだけで目立つんだから、呼ばなくったって分かるってのにオマエはスピードそのままに目の前に車を停めると、オレに乗る用に促した。「ほんっと、早かったな」「起きてたから」一言だけ口にして、それ以上語ろうとはしない。オレもそれ以上追及せずに促されるままに助手席に乗り込んだ。「明日・・・あ、もう今日だな。 今日から練...

秘蜜遊戯 5

8
友達との前夜祭。気の合う仲間と過ごす記念日。そして、なによりも絶対的に祝ってくれる家族と過ごす時間。この数日でオレは、数えきれないほど「おめでとう」の言葉を貰い、誕生日を迎え一つ年をとった。けれどなんでか心が満たされないのはきっと、一番欲しい「おめでとう」を貰ってないから。オレが寂しがってるだろうって、忙しいマンネたちを寄越すぐらいなら、一言メールでもメッセージでもいいからなんで彼が「おめでとう」...

ひとりごと&おしらせ【20160612】

15
「来ないなぁ」ヨンファがボソリと呟く。「時間間違えてるのか?」壁にかかった時計は約束の時間をとっくに過ぎていた。目の前のテーブルにはずらりと並んだ料理。早くからジョンヒョンとジョンシナが準備したものだったがすっかり冷めてしまっていた。「おねぇさんの好きなワインも買ってきたのに」美味しい食事には美味しいお酒がなくちゃね。なんてのが彼女の口癖だから、おもてなしには欠かせない。ワインのセレクトはミニョク...

秘蜜遊戯 4

6
「ヨンファヒョン、全部吐き出せた?」さっきまでの物言いとは違うふわりと柔らかな口調に包まれる。耳にミニョクの唇が触れて、まだ余韻の残る体が先を欲して震えた。行為が終わってしまえば、オレたちの関係はいつもどうりで、ミニョクも普段の柔らかな雰囲気に変わる。「今日帰ってきたばかりだったんでしょ?」「ああ」ミニョクの言うとおり、二週間ほど異国の地で一人俳優としての仕事をこなし留守にしていた。その間にあった...

秘蜜遊戯 3

4
※R18:BLな表現(かなりピョンテ)があります。ご注意ください。オレの最後の箍が外れる。リーダーとしての顔も年上としての威厳もなにもかも捨てて、ただ目の前の快楽の虜となった。「ヨンファはこうして挿れてもらうのが好きでしょ」「んんっ」耳をふさぎたくなるような言葉に髪を振り乱して抗う。「自分のことは自分でしょうね」導かれて自らの欲望に触れる。「どうなってるか言って」分かってるくせに問うその声は、あく...

秘蜜遊戯 2

13
※R18:BLな表現(かなりピョンテ)があります。ご注意ください。「う・・・あ、あああ・・・・」身体の中を掻き回される感覚に肌がざわつきオレは、その場で腰を高々と掲げたまま呻いた。機械的に繰り返される震動が粘膜を揺らす不快さに涙が滲む。「いい眺め」脇に立つミニョクは、よがるオレを見下ろしながら面白そうに笑みを浮かべる。ミニョクはオレを壊す方法を知っている。言葉と行動でプライドも理性もズタズタにして...

秘蜜遊戯 1

4
※R18:BLな表現(かなりピョンテ)があります。ご注意ください。自分が思い描く未来がある。それを実現する為なら、どんな努力も苦にはならない。自己犠牲と引き換えに得られるものがあるのなら、捧げてしまたって構やしない。オレはこの世界に入った時からずっとそんな風に考えて此処までやってきた。過剰な期待とプレッシャーは常につきまとったが、仕事に没頭していれば忘れることができた。だからかな、一人になる夜はキ...