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BLUE NOTE

NOTE_ARENA TOUR 2016

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・・・これは彼と彼の話・・・「あると思ったのにな」それはすぐにでも霧散して消えて無くなってしまいそうな小さな小さな声。仕事の顔をしていない時の彼の声は、こうして時々どうしようもなく小さく細かった。そして、いつも輝くように放っているオーラを消して、まるで景色に同化してしまうようにそこにいた。めずらしく一番にやって来ていた彼は、練習室の照明も点けずに壁際に置かれたイスに力なく座り、がくりと肩を落として...

NOTE~a・i・shi・te・ru~答え合わせ

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「あのさ・・・」招きいれられた部屋に足を踏み入れるとそのままキッチンへと向かった男は「そこに座って、ちょっと待ってて」と、こちらを見もせずに部屋にあるソファを指示した。足元では来客を品定めにきたニ匹がくるりくるりと匂いを擦りつけていてそれと共にゆっくりとソファに近づいてオレはおとなしくそれに座る。「はい。ホットでよかった?」「あ、ああ」陽が落ちると幾分か冷える季節になってきた。ここまで来るのに冷え...