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BLUE NOTE

Tatoo 16

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時計が0時を越えた部屋には彼の寝息だけが聞こえる。シャワーを浴びたオレは、ベッドの端に腰掛けて眠る彼の顔を覗きこむ。うつぶせてシーツからはみ出した肩と背中のラインが揺れていた。手のひらに残る彼の肌ざわり。昔より肉づきをよくした身体には、しっかりとした筋肉が乗ってそれは女性とは異なる美しいラインを作っている。『保たなきゃいけないから』自らを鍛える理由を話す彼は、いつも少しだけ落したトーンになる彼の気...

Tatoo 15

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※R18:BLな表現があります。ご注意くださいませ。オレの上にある彼の身体をかき抱くと抱き返される腕が首に絡みつく。首筋に落とされる口づけも再び結ばれる舌先も甘いのに、ひたすらオレに奉仕する彼を見るのは辛いものがあった。けれど、女ならともかく男とするってことに慣れていないオレはただ彼にされるがまま。「だいじょうぶだから・・・あの。ゴムとか・・・つけなくていいし ナカでイッてもいい。な、女の子よりも...

Tatoo 14

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※R18:BLな表現があります。ご注意くださいませ。「なにもしないで」その言葉とともに、寄せられた唇はふっくらと柔らかくて甘かった。「ん・・・ふ・・・・」驚き薄く開いた唇の隙間を辿る舌先は巧みでオレは全身の毛が粟立つのを憶えた。なんだ・・・これ。キスは初めてじゃあない。女の子ともそれなりに経験だってあるし彼ともこれが初めてじゃないのにそれは、脳が蕩けだすような深い深い官能。こんなの知らない。久しぶ...

Tatoo 13

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※R18:BLな表現があります。ご注意くださいませ。それでもね、ヒョン。あの時オレはとっくの昔にあなたに堕ちていたんだよ。あなたは憶えているだろうか?初めて交わした約束と指きり。それから過ごした沢山の時間の中と閉鎖的な世界の中で、キラキラと光を放ってそれはオレを周りの人を惹きつけてやまない。「練習なんてさ」と笑ってふざける裏には人知れず努力姿を知ってる。そして、誰にも知られることなく必死で戦ってい...